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冬こそピラティスで代謝アップ!
こんにちは。ピラティスインストラクターのカオリンです。
今回は「冬こそピラティスで代謝アップ!」をテーマにお話ししたいと思います。
「夏」と聞くとダイエットやシェイプアップなどが取り上げられることが多いため、代謝アップのイメージが強くなりますね。水着を着る機会が増えたり、薄着になる季節。やはり引き締まった体の方がカッコ良く見えますからね。
逆に「冬」は太るというイメージが強くなり、あまり代謝アップと言うイメージは持てないかもしれませんが、それは寒くて外に出る機会が少なくなり、家でゴロゴロ・・・なんて時間が増えるからでしょう。
夏は痩せて、冬は太る、と言うのは、いわゆる一般的な「行動」による印象で、実際の私たちの体の構造としては、冬の方が代謝アップしやすいのです!
冬に代謝アップしやすい理由は?
私たちの体には「恒常性」と言って、常に体温を一定に保つ性質が備えられています。この恒常性は、体温を平熱に保つだけではなく、夏のように外が熱く体内の温度より、外気の温度の方が高くなった場合、それにつられて体温が上昇しないように、体温を下げる働きをします。
それに対して冬は、体温より外気温の方が低いため、体温が下がらないよう体温を上げる働きをします。体温を上げるために基礎代謝量が上がるのです! 体が自然に行っている基礎代謝アップ。それを無駄に放棄していませんか?と言うより、それを活かさないのは、もったいないと思いませんか?
ピラティスエクササイズで代謝アップ
代謝アップを目指すために意識してほしいポイントは2つ!
1つ目は「呼吸をしながら行う事」。そして2つ目は「最低20分、動き続けること」。
動き続ける・・・と聞くと、辛くきついイメージがあるかもしれませんが、例えば軽いウォーキングをしているようなイメージでしょうか? 会話をしながらできるような負荷で、いくつかのエクササイズを休むことなく続けられれば、それで十分。
では、チャレンジしてみましょう!!
1.ハンドレッド
呼吸をしながら両腕を上下に動かすエクササイズです。
体幹を安定させ胴部がぐらつかないように腹圧をかけ、両腕を丁寧に動かしましょう!
大切なポイントは「呼吸をすること」
2.ワン・レッグ・サークル
股関節を動かすエクササイズです。
仰臥位で片足を天井に伸ばします。このとき、膝が伸びない方は膝を曲げてもよいので、股関節の真上に膝が来るようにセットします。
内回し、外回しを5回ずつ。左右行いましょう!
大切なポイントは「股関節から足を回すこと」
3.シングル・レッグ・ストレッチ
腹圧をしっかりつかって脚を動かすエクササイズです。
ヘッドアップした状態で、片足は斜めに伸ばし、もう片方の脚は膝を胸の方へ引き寄せます。腹圧をしっかりかけ胴部がぐらつかないように足を交互に入れ替えます。
ポイントは「股関節から足を動かすこと」
モモの前と裏側の筋肉を使っていることを意識してみましょう!
4.スパイン・ツイスト
背骨を左右に捻じるエクササイズです。
長座になります。膝をまっすぐ伸ばせなければ、膝は曲げてもよいので骨盤を立てて座りましょう。両手を横に広げ背筋を伸ばしたまま左右へ回旋させましょう!
大切なポイントは「背骨を回旋させること」
腕や胸、顔で捻じらないようにしましょう。
5.スワン・プレップ
背骨を長く伸ばすことで背部の柔軟性を高めるエクササイズです。
両肘を外に開き、床に付けておきます。両手の指先を少し触れ合わせるようにし、そこに額をのせます。両腕で少し床を押しながら、上体をアップさせましょう!
大切なポイントは「背骨を長く伸ばすこと」
決して背骨を反るわけではありません。上に上がることより、長く引き伸ばすことを意識しましょう。
6.マーメイド
体側を伸ばすエクササイズです。
正座から足を少し右に崩して横座りになります。右手で右の足首をつかみ左手は頭上へ。そのまま状態をゆっくり右に倒しましょう。脚を入れ替えて反対も同様に行います。
大切なポイントは「体側を引き延ばすこと」
体を倒すわけではありません。座骨はじっかりとマットに置き肋骨を天井に持ち上げるようなイメージで伸ばしましょう。
どのエクササイズも強く大きな負荷がかかるわけではありません。呼吸をしながら行ってみましょう。
スタジオ・ヨギーでは、フローピラティスのクラスがあります。流れるように体を動かすことで、代謝アップを促すことができます。
この冬はしっかり体を動かして、体の循環を良くしましょう!!
by ピラティスインストラクター カオリン